以前、このブログでも天文台についてまとめたことがあるのですが(詳細はコチラhttp://iyomante.info/tenmondai.html)、その後なんとも魅力的な天文台を見つけたので、今からご紹介したいと思います。
北海道の漁村、初山別村。こちらに日本最北と言われる天文台があります。その名も『しょさんべつ天文台』。日本海に囲まれた“みさき台公園”に建設されたもので、65cmの反射式天体望遠鏡が置かれています。地元の青年団と自治体が運営しており、通常の観測はもちろんのこと、学校などの教育目的としても公開されています。
このしょさんべつ天文台の一番の魅力は、星に名前をつけられることです。夜空には数えきれないほどの星があり、もう何千年と観測されてきましたが全ての星に名前がついているわけではありません。その多くは認識番号がついているだけで、名もない星は無数とあるのです。そこで、その星たちに名前をつけようというのが≪マイスターズシステム≫です。
星につけた名前は初山別村が登録し、永遠に保存されます。星の名前は家族や恋人の名前、サークル名や自分だけにしか分からない言葉など基本的には何でもOK。見上げた星空の中に、自分が名づけた星があると思ったらとってもロマンチックですよね。
登録した後は、≪星座登録キット≫というものが送られてきます。その中には、登録証明書、登録した星の位置を示した星図、星の名前などが記載されたIDプレートなどが送られてきます。このIDプレートを次回訪れる際に持っていくと天文台に無料で入館が出来ますし、その星をナビゲートしてくれるので、登録したものの自分の星がわからないなんてことにもなりませんので安心してくださいね。
また、初山別では望遠鏡に頼らずとも肉眼でも充分に星空を楽しむことができます。これは、周りに建物などがなく何にも邪魔をされないからなんですよ。“初山別”とウェブ検索してみた際に「星空を浴びる」という表現を目にすることが多いかと思います。初山別は本当に言葉通り、星空を浴びるかのような体験ができる場所です。
近くには、温泉や海水浴場、宿泊施設、キャンプ場などもあるので旅行にももってこいだと思います。
何かの記念で北海道旅行に行く際は、ぜひとも初山別へ。
http://www.youtube.com/watch?v=-ZD4urWmvVY
・しょさんべつ天文台
住所:苫前郡初山別村字豊岬153-7
電話:0164-67-2539
開館時間:10時~21時(4月~9月)、10時~19時(10月~3月)/水曜日のみ通年10時~17時
※毎週火曜日は休館日。12月1日~2月末までは冬季休業です。
入館料:高校生以上200円/小・中学生100円/幼児:無料
駐車場:無料(5台)、近くに大型駐車場あり